小さなノートと大きなノートの使い方

文房具

こんにちは「あすわた」です。

note挿絵

いつも新しいノートを目の前にすると楽しい気分になります。

このノートを「どんな風に書こうか」など思いながら最初は丁寧に書き始めるのですが。。。

しばらくするといつもの雑な文字になってしまいます。

それでも一冊を書き終えると気持ち良い充実感を得られます。

そのためか、いつの間にかノートが増えてしまいました

市販のノートはいろいろな種類があって、中にはこんなものもあるのかという奇抜なノートもあります。

挿絵

今持っている手持ちのA4からA7までのノートから、「どのようなとき」に「どのようなノート」を使っているのがご紹介したいと思います。

この記事でノート選びの参考になれば幸いです。

まず、簡単に小さなノート大きなノートといっても、どのサイズが大きなノートでどのサイズが小さなノートなのでしょう。

ここに一冊の本があります。

編集長高橋拓也著「時間をもっと大切にするための小さいノート活用術

言わずとしれた小さなノートを使うためのバイブル的な書籍です。

Amazonで「時間をもっと大切にするための小さいノート活用術」を確認する⇨

136ページから「小さいノートコレクション」として17冊のノートが紹介されていました。

挿絵

この本から大きさを比較してみると

一番横長のノートは「ロルバーンポケット付メモM」の112mm。

一番縦長のノートは「測量野帳」の165mmでした。

一般的なノートの大きさを次の表に書き出して比較してみます。

(製品によって、多少大きさが違う場合もあります。)

A4210297
B5182257
A5148210
A5スリム105210
B6128182
A6105148
バイブルサイズ95170
B791128
A774105
ノートサイズ比較

こうして比べてみると、A6以下が小さなノートですね。
B5が標準サイズでA5はやや小さなノートといえるかもしれません。

実際、A6サイズは背広の内ポケットにも入れられます。ぎりぎりワイシャツの胸ポケットにいれることができ、メモ帳とよばれたりもします。

小さいためカバンからの出し入れにもストレスがありません。

持ち運びは非常に楽です。

ノートを使うとき、次の3つを考えて選んでいます。

数あるノートの中でどのサイズにするのか。

1.ノートをどこで使うのか

・自宅
・オフィス
・仕事の出先
・図書館
・喫茶店
・電車やバスの中

2.ノート持って外出するのか

・家の中やオフィスの中でしか使わない
・バッグに入れて持ち歩く
・ポケットに入れて常に携帯

3.ノートに何を書くのか

・日記
・記録
・家計簿
・メモ
・アイディア
・スケジュール
・タスク
・段取り
・ブログネタ

これらの要素がからみあって、使うべきノートが決まります。


自分が持っているノートをサイズ別にみながら、実際どのように使っているのか振り返ってみました。

A4ノート

A4といえば高橋政史著「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」とノートではありませんが、赤羽雄二著「ゼロ秒思考」。

「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」では、「ビジネスの世界では、A4サイズがグローバルなスタンダード」であると定義し、「ノートのサイズは、思考のサイズ」と言い切っています。

私は小さなノートの愛用者ですが、ある講義を受けたときにA4ノートを使ったことがありました。

単純に資料をA4ノートに挟めて帰れると思って使ったのですが、非常に書きやすかったことに驚きました。

講義を聞きながら自分の思考を反映させやすかったのかなと思います。

A4ノートは切り取って資料と一緒にファイリングしやすいというメリットもあります。

引用:版元ドットコム
高橋政史著 かんき出版
引用:版元ドットコム
高橋政史著 かんき出版

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また「ゼロ秒思考」では1分間のメモ書きを、A4用紙を横にして一日10ページ書くことを奨められています。

簡単なようで、なかなか10ページが達成できません。

A4コピー紙の単価はノートに比べるとかなりリーズナブルです。

近くのホームセンターでは、500枚で348円。

一枚の単価は0.7円です。

A4コピー紙を使って現在奮闘中です。

引用:版元ドットコム
赤羽雄二著 ダイヤモンド社
引用:版元ドットコム
赤羽雄二著 ダイヤモンド社

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A4ノートは、大は小をかねるというように、これだけ広いノートになると何にでも使えるような感じがしますね。

家計簿代わりにレシートを貼っても余裕がありますので、収支を書き込むこともできます。

小規模な申告であれば「領収証の保管と記録」として使えますし、会議に出席するのであればA4の資料を折り曲げずに、ノートにはさんで持ち運ぶこともできます。

名刺管理


私は名刺管理にもA4サイズを使っています。

いままで、名刺の管理をいろいろと試してきました。

しかし、これといった良い方法が見つけられません。

野口悠紀雄著「超」整理法が解決の糸口になりました。

引用:版元ドットコム
野口悠紀雄著 中央公論新社
引用:版元ドットコム
野口悠紀雄著 中央公論新社

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「超」整理法から名刺管理を時系列にしてみようと試したのが、A4ノートへ名刺を貼り付ける方法です。

A4ノートの左ページ上に年月日を書いて、名刺を順番にのり付けしていくだけです。

こんな簡単な方法で、名刺を探すときに不思議なほど探し出すことができます。

A4ノートでは見開きで最大16枚程度の名刺を保存できます。

A4ノートに名刺を貼り付ける
A4ノートで名刺管理

のり付けで名刺を動かせなくなっていますので、時系列の順番が変わることがありません。

名刺を探すときに、だいたい「いつ頃」お会いしたのかは覚えていますので日付をたよりに見つけだせます。

余白にメモもできますし、管理がとても簡単でスペースもとりません。

いまのところ、名刺の管理はこのA4ノートのり付け方式に落ち着いています。

B5ノート

日本では一番売れているサイズなのではないでしょうか。

このため種類が豊富です。

小学生の頃から慣れ親しんでいる大きさなので、目の前にB5ノートをおくと自然と落ち着きます。

大きくもなく小さくもなく、良い意味でスタンダードなノートです。

学習帳としてのイメージが強いせいか、B5方眼ノートにパズル代わりに算数や数学問題を楽しむときに使っています。

B5ノートで数学を楽しむ
B5ノートで数学を楽しむ

A5ノート

仕事でこのサイズをよく見かけます。

A5版のダイアリーを使っている方も少なくありません。

システム手帳のタイムシステムもこのサイズです。

実際、勤め先でもA5ノートが一番人気。

このサイズになるとデスクに置いても、じゃまになりません。

大きくもなく小さくもない適当なサイズです。

私は自宅で、自分の思いや考えをまとめるときに使っています。

A5のバインダーを半分に折って持ち運べるキングジムのコンパックノートという奇抜なノートもあります。

キングジムはアイディア商品を次々に出してくるので、好きなメーカーです。

コンパックノート
コンパックノート
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A5スリム

昨年(2023年)からトラベラーズノートレギュラーサイズを使っています。A4三つ折りサイズがこんなに使いやすいとは思っていませんでした。

横幅がA6と同じですから、鞄に入れてもポケットに入れても出し入れしやすく取り回しが楽です。

それでいて縦幅はA5と同じになりますので十分なスペースを確保しています。

トラベラーズノートレギュラーサイズ
トラベラーズノートレギュラーサイズ

どこにでも持ち運びしやすいノートとしては最大サイズです。

トラベラーズノートにはA4のパンフレットや記録表を三つ折りにしてはさみ込むができます。

これが便利で旅先で使うことが多いのですが、自宅ではブログや健康記録の管理にも使っています。

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キングジムのリングバインダーテフレーヌにもA5スリムがあったのですが、廃盤になってしまいました。

不思議とこのサイズの製品は出ては消えているような印象があります。

A5スリムのバインダーノートを試してみたくなりA5版を裁断し自作してみました。
このノートは別の記事でご紹介します。

テフレーヌ改造
テフレーヌ改造

B6ノート

ロルバーンが、このサイズの代表になるでしょうか。

B6といえば思い出すのは京大型カードの梅竿忠夫氏とKJ法の川喜田二郎氏が使っていたB6カード

京大型カードは、一つのカードに豆論文を執筆するつもりで完全な文章を書くこととなっているので、持ち運びしやすい大きさであっても豆論文を書けるほどのスペースがあります。

コクヨからはB6横置きのハーフサイズキャンバスノートが販売されており、机の上にパソコンがあることを想定したノートが普及しているようです。

私が持っているノートでは、B6サイズは一冊だけでした。

セリアのB6フリーノート。

セリアフリーノート
セリアB6フリーノート

100円で買える368ページあるB6フリーノートは一日一ページ使えると人気になったノートです。

方眼が好きな私は、336ページの方眼ノートを購入。

このノート、1ページ0.3円という驚異的な価格になります。

ページを惜しまずガンガン使うことができますので、心の声を思うままに書き綴っています。

A6ノート

仕事で15年以上使っています。

MDノートA6
MDノート タカハシ スワンタッチしおりが便利

最初はスーツの内ポケットにも入れられるため使い始めました。

デスクの上や会議や研修会に持っていっても、そばに置いておけるサイズです。

使い始めた頃は小さすぎるかと思っていましたが、慣れてくるとぜんぜんそんなことはなく書いていて狭い感じがしません。

中谷竹義著「100円ノート超メモ術」を読んでからインデックス方式を取り入れて使っています。

このため、行数が数えやすく書きやすいMDノートを使うようになりました。

さほど不満はないのですが、小さいノートなので1冊をすぐに書き終えてしまうのが難点。

以前は1案件1ページとして書いていおりましたが、あまりにすぐに使い終えるので、余白をとることなく詰めて書くようになりました。

それでも3〜4ヶ月ほどで使い切ってしまいます。

使い切ると、仕事でいつでも使いそうな数字や情報のページは新しいノートに書き写していました。

年に3、4回交換になりますので、書き写すのが面倒です。

これらの情報はセブン−イレブンの糸綴じノートSに書き込み、A6ノートにホチキスどめすることとしました。

セブンイレブン糸綴じノートSをホチキスどめ
セブンイレブン糸綴じノートSをホチキスどめ

A6ノートを書き終えるとホチキスをはずして新しいA6ノートにつけかえるだけなので非常に楽です。

見た目をよくするため、ホチキスどめをノートカバーでかくしています。

EndMark革カバー
EndMark革カバー

中公竹義 著「100円ノート超メモ術」やシンプルマインドマップの松宮義仁著「A6ノートで思考を地図化しなさい」など、

引用:版元ドットコム
松宮義仁著 徳間書店
引用:版元ドットコム
松宮義仁著 徳間書店

Amazonで「A6ノートで思考を地図化しなさい」を確認する⇒

多数の書籍が出ているのでビジネスシーンでは大活躍。

と、思いきやA6ノートを周囲で使っている人を見たことがありません。

持ち運びには、使いやすいサイズなのですけどね。

バイブルサイズ

システム手帳に使われている95×170のサイズです。

イギリスのファイロファックスが日本で売れまくっていたころ、別のシステム手帳を使っていました

いつも持ち歩き、革がぼろぼろになるまで使っていたので、10年以上使っていたと思います。

厚みがあり持ち運びが不便でした。

リフィルが変形サイズであることと、左ページが大きなリングにじゃまされ書きにくかったため、新しいシステム手帳は購入しませんでした。

B7ノート

胸ポケットに入れやすい最大のノートサイズです。

私の場合B7ノートは仕事に使っているのではなく、トラベラーズノートのパスポートサイズをGパンの前ポケットに入れて休日に持ち歩いています。

旅先のトラベラーズノートパスポートサイズ
旅先で

このサイズ、いくらなんでも小さすぎるのではと思っていましたが、慣れなのでしょう。今では苦になりません。ちょっとしたメモ書きには便利ですし、スピーチの下書きなどにも使えます。

詳しくは「トラベラーズノートを一度断念した私が再び使い始めた理由」をご覧ください。

リヒトラブツイストミニもほぼ同サイズです。リフィルの取り外しが簡単で使い勝手の良いノートで、パスポートサイズにはさめて使っています。

A7ノート

今、一番関心があるサイズです。

アブラサスの保存できるメモ帳と薄いメモ帳は画期的なアイディアだと思います。

名刺入れほどの小さな革カバーにA4用紙を八つ折りにして使うメモ帳です。

使いおえたら、スキャナーで取り込みDropboxやNotionに保存しておけばスマホからいつでも確認できます。

ワイシャツの胸ポケットにも「するり」と入れることができますので、常時携帯するには最高のサイズです。

さらに必要であれば、メモ用紙を広げれば裏面A4サイズをまるまる使えます。

ランニングコストも他の追従を許しません。

コピー用紙が使えますので、1枚0.7円

8ページ換算で1ページ0.09円です。

①A4用紙を準備します。

薄いメモ帳1

②1 2 3 4 と 5 6 7 8 を山折り

薄いメモ帳2

③ 2 と 3を山折り 1 と 2、3 と 4 を谷折り

薄いメモ帳3

④ ノートの完成です

薄いメモ帳4

⑤4ページまで使ったら180度回転、5ページが出てきます。

薄いメモ帳5

⑥使い終えたら広げてスキャン

薄いメモ帳6
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今回はノートの大きさについて考えてみました。

パソコンの前に置いて使えるよう定型サイズを横長1/2にしたハーフサイズや、ほぼ名刺大のマイクロ5、80×128のミニ6などノートが多様化しています。

消費者にとって選択肢が増えているのは良いことだと思いますが目移りしてしまいます。

気がつくと、使っているノートがだんだん小さくなっていますね。

そして、私に必要なことがわかりました。

うすうす感じてはいましたが、「情報は1冊のノートにまとめなさい」ですね。
魅力的なノートが多いのが悪いのですよ。

引用:版元ドットコム
奥野 宣之 著 発行:ダイヤモンド社
引用:版元ドットコム
奥野 宣之
著 発行:ダイヤモンド社

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