トラックボール人差し指操作タイプ 手が痛む方におすすめです!

私はマウスを長時間使い続けた結果、手の痛みが徐々に悪化してしまいました。

そこで思い切って、マウスからトラックボールに切り替えたところ、驚くほど痛みが軽減されたのです。

とはいえ、私自身トラックボールを検討していたときには

ちゃんと使いこなせるのだろうか?

という不安もありました。

この記事では、私の体験談も交えながら、マウス操作で手や指に負担を感じている方や、トラックボールの導入を迷っている方に向けて、その魅力とメリットを分かりやすくご紹介します。

もちろん、トラックボールの「良い点」だけでなく、「正直ちょっとイマイチだな」と感じた点も本音でご紹介します。

購入を迷っている方にとって、リアルな使用感が参考になれば嬉しいです。

目次

おすすめのトラックボール

まずは、私が一番にオススメするトラックボールをご紹介します。

それが、エレコム Deft Pro (M-DT1DRBK)です。

エレコム Deft Pro (M-DT1DRBK)
エレコム Deft Pro (M-DT1DRBK)
Deft Proのここが素晴らしい!

 カーソールの移動が簡単

人差し指でボールを転がすため、初心者でもカーソール移動が簡単です。

 各ボタンに機能を設定できる

専用ソフトでボタンにショートカットを設定でき、作業効率が大幅にアップします。 

 信頼性の高いパーツを採用

高耐久のスイッチを採用し、長時間の使用にも安心して使えます。

Deft Proは、あとでレビューもしますので、ぜひご覧ください。

なぜ、手や指が痛くなるのか

近頃、長時間のパソコン作業が原因で「マウス腱鞘炎」という言葉を耳にするようになりました。

一般的なマウスは手首や指を頻繁に動かす必要があるため、使い続けることで筋や腱に大きな負担がかかります。

特に、クリックやスクロールといった反復動作は、指や手首の腱に過度なストレスを与え、炎症の原因になることも。

さらに、マウスを動かすたびに腕全体を使うことも多く、姿勢が悪ければその負担はさらに増加します。

こうした積み重ねによって、手首の腱鞘が炎症を起こし、やがて痛みへとつながっていくのです。

その点、トラックボールは指でボールを転がすだけなので、手首への負担が軽減されます。

左:一般的なマウス

右:トラックボール
左:一般的なマウス  右:トラックボール

腱鞘炎対策としてトラックボールを取り入れるには、効果的な選択と言えるでしょう。

ただし、親指で操作するタイプのトラックボールは、親指に負担が集中するため、かえって痛みを感じるケースもあります

腱鞘炎を予防・軽減する目的であれば、人差し指で操作するタイプを選ぶのがオススメです。

トラックボールとは

DeftProとキーボード

トラックボールは、指でボールを回転させてカーソルを操作するポインティングデバイスの一種です。


マウスのように本体を動かす必要がないため、狭いスペースでも快適に使えるのが特徴でしょう。

また、手首や腕への負担が少なく、長時間のパソコン作業にも適しています。


デスクワークによる疲労軽減や腱鞘炎対策としても注目されており、エルゴノミクスに配慮した製品も展開されているデバイスです。


トラックボールには、主に親指操作タイプ、人差し指操作タイプ、手のひら操作タイプの3つのタイプが存在します。


親指操作タイプはコンパクトで携帯性に優れ、人差し指操作タイプは、実際は中指と人差し指で操作する場合が多く、より精密な操作が可能です。


手のひら操作タイプは、大きなボールにより安定した操作感を提供します。

一方で、トラックボールの操作には慣れが必要です。


マウス操作に慣れている場合、最初は違和感を覚えるかもしれません。


また、ボールやセンサー部分に埃や汚れが蓄積しやすく、定期的なメンテナンスが必要になる場合があります。


しかし、省スペース性、手首や指への負担軽減、そして精密な操作性といったメリットは非常に魅力的です


限られたスペースで効率的に作業したい方にとって、トラックボールは有力な選択肢となるでしょう。

もし、現在のマウス操作に何らかの不満を感じているのであれば、一度トラックボールを試してみる価値は十分にあります

メリット

省スペース性


本体を動かさないため、狭い場所でも使用可能です。
膝の上やソファの上など、不安定な場所でも操作しやすいという利点もあります。
手に持って使うタイプもあるため、寝ながら操作することも可能です。

手首や腕への負担が少ない

指先で操作するので、長時間の作業でも疲れにくく、腱鞘炎対策にも効果的です。

デメリット

慣れるまで時間がかかる

一般的なマウスと操作感が異なるため、最初は戸惑うことがあります。
特に人差し指タイプは親指でクリックする製品もあり、慣れが必要です。

選択肢が少なめ

マウスに比べて製品の種類が限られており、自分に合ったものを探せない場合もあります。

特に、左手で操作できるトラックボールは稀少になっています。

精密な操作

精密な操作は、一般的なマウスにかないません。

トラックボールの種類

トラックボールは大きく分けると3つのタイプがあります。

それぞれ、メリットとデメリットをまとめてみました。

トラックボール選びの参考にしてください。

親指操作タイプ

メリット
クリックなどマウスに近い感覚で使えるため、初心者にも馴染みやすい。
デメリット
親指に負担が集中しやすく、長時間使用で痛みや疲労を感じることも。

人差し指操作タイプ

メリット
人差し指や中指で繊細な操作が可能で、細かなカーソル移動に適している。
デメリット
クリック操作に親指を使う製品もあり、慣れるまで操作に戸惑うことがある。

手のひら操作タイプ

メリット
大型ボールで安定した操作ができ、腕全体で動かすため手や指への負担が少ない。
デメリット
本体サイズが大きく、設置スペースを確保する必要がある点がややネック。

体験談とレビュー

ここからは、私の体験談を交えながら、実際に購入して使ってみたトラックボールについてレビューしていきます。

私はマウスを長時間使い続けたことが原因なのか、右手に痛みを感じるようになりました。

調べていくうちに、トラックボールは手への負担が少ないということを知り、導入を検討することに。

とはいえ、見た目が独特なトラックボール!

本当に使いこなせるのか?」という不安も正直ありました。

でも、まずは痛みを和らげることが最優先

思い切って購入に踏み切りました。

小型のトラックボール サンワサプライ 400MABTTB181

サンワ 400MABTTB181
サンワサプライ  400MABTTB181

最初に選んだのは、トラックボールの中でもスタンダードな親指操作タイプ。

マウスのように人差し指で左クリック、中指で右クリックという操作スタイルが、自分にとって扱いやすそうだと感じたからです。

その中で特に、今まで使っていたマウスにサイズ感が近かった

サンワサプライ 400-MA-BTTB181」を購入しました。

全長9.5cmのとても小さなトラックボールです。

400-MA-BTTB181は静音性が非常に高く、クリック音がほとんど気になりません。

ホイールを回すときやボタンを押すときにわずかに音が出る程度で、静かな環境でも気兼ねなく使えます。

そして一番の魅力は、コンパクトで軽量なため持ち運びがしやすいこと。

実際、仕事で普通のマウスを使った日にまた痛みがぶり返してしまい、このトラックボールを鞄から取り出して使ったことで、本当に救われた経験があります。

正直、他のトラックボールでは「持ち歩こう」と思えなかったのですが、持ち運びに楽な400-MA-BTTB181は手放せない相棒です。

ハイスペック Deft Pro M-DPT1MRBK

Deft Pro M-DPT1MRBK
エレコム Deft Pro
M-DPT1MRBK

初めてのトラックボール「親指操作タイプ」は、想像以上にハードルが高かった

「これで手首や指の負担を軽減できるはず」と期待して使い始めたものの、現実は少々厳しいものでした。

親指によるボール操作は、慣れるまでは非常に難しく、思うようにカーソルが動かない

トラックボールを親指で器用に操作する人も多いが、私は不器用なのだろう。

細かい位置でピタッと止めるのも至難の業で、むしろ手首より先にストレスを感じる結果に。

そんなとき、ふと人差し指でボールを転がしてみたところ——

これが非常にスムーズ。

狙った位置にカーソルを的確に動かせることに驚きました。

以前、ノートパソコンをタッチパッドを人差し指で操作していた時期もあったので、その経験が生きたのかもしれません。

このとき、「自分に合っているのは人差し指操作タイプ」だと気づきました。

Deft Proの導入で操作性が劇的に向上

そこで次に選んだのが、同じエレコムのDeft Pro(M-DPT1MRBK)

結論から言えば、この選択は大正解でした。

Deft Proは、人差し指での操作に特化したトラックボールです。

最初は、左クリックを親指で行うという独特の操作に少し戸惑いましたが、数時間使えば慣れてしまいます。

4番から8番まで5つのボタンに好きな機能を追加できる

操作の精度、反応の滑らかさともに非常に高く、2~3日ほどで違和感なく使いこなせるようになりました。

作業効率と快適性を両立させるハードウェア

Deft Proの魅力は、単に操作感が優れているだけではありません。

作業効率を高める機能が充実している点も大きなポイントです。

そして、作業効率を高めることが手首への負担を減らすことにつながります。

本体には合計8つのボタンを搭載。

エレコムの専用ソフトを活用すれば、各アプリケーションごとに異なるショートカットを割り当てることが可能です。

たとえば、

アプリケーションの切り替え
タブの移動
コピー&ペースト

といった操作をボタンひとつで実行可能にすれば、作業の流れが途切れにくくなり、効率も大幅にアップします。

正直なところ、一度この快適さを知ってしまうと、手の痛みが治ったとしても従来のマウスには戻れません

接続方式

Deft Proは、以下3種類の接続方式に対応しています。

USB有線接続
2.4GHz無線接続(専用レシーバー使用)
Bluetooth接続

状況に応じて使い分けができ、特に複数台のPCを使い分けている方にとっては非常に便利です。

ここがイマイチ

ただし、使用する上で注意すべき点もいくつかあります。

  • 電池の持ちが短め
    無線使用時、電池の持ちはやや短く、Bluetooth167時間、無線で134時間となっております。
    私の使い方では3週間もちません。
    このため私はエネループ(単三形充電池)を使用しており、長時間使用が前提なら有線接続がおすすめです。
  • 本体の持ちにくさ
    ボタンが多いことが利点である一方で、片手での持ち運びがやや難しいという欠点も。
    うっかりボタンを押してしまうことがあるため、設置場所を変える際は両手での操作が無難です。
  • ミドルクリックの重さ
    ホイールの押し込み、いわゆるミドルクリックが重く感じられます
    ミドルクリックを多用する方は、この点を事前に考慮しておくとよいでしょう。
  • 接続が不安定
    私だけの環境だけかもしれませんが、無線接続の場合、ノートパソコンの画面を閉じてスリープにすると、必ずDeft Proとの接続が切れてしまいます
    USB無線ドングルを抜いて、また挿せばすぐにつながりますけど――正直、これがちょっと面倒です。

メリットを考えれば

一部改善してほしい点はあるものの、総合的な満足度は非常に高く、「もっと早くこの製品に出会えていれば…」というのが率直な感想です。

Deft Proは”手首や指が痛い人、そして“本気で作業効率を上げたい人”のための選択肢のひとつです。

トラックボール初心者としてスタートした私が、快適性・精度・効率性のバランスに感動したのが、このDeft Proです。

今、手首や肩への負担を減らしつつ、作業効率も追求したいという方には、非常におすすめできる1台ですね。

大型ボール搭載 HUGE M-HT1DRBK

エレコム HUGE M-HT1DRBK
エレコム HUGE M-HT1DRBK

Deft Pro、製造中止の噂が出たときに購入したのがHUGEです。

Deft Proと同様、8つのボタンを搭載し、専用ソフトでそれぞれに機能を割り当てることが可能です。

一見、なんとなく手を連想させるデザインが面白く感じます。

最大の特徴は、トラックボールと低反発素材のパームレストが一体化している点。

そのおかげで、長時間の作業でも手首の負担をしっかり軽減してくれます。

重量はDeft Proより約98g重いですが、パームレフトのおかげでボタンに触れずに持ち上げられます。

なので、片手での移動はむしろラクに感じます

さらに、52mmの大型ボールを採用。

HUGEを前からみた写真
52mmの大きなボールを搭載

Deft Proに比べると、やや平坦な場所で大きなボールを操作するようになります。

少ない指の動きで広い範囲をカバーでき、細かな操作もスムーズです。

ただ、44mmのDeft Proと比べて、劇的な違いはあまり感じません。

ボタンの押し心地については、正直なところDeft Proより少しチープな印象。

でも、Deft Proでは押しづらかったミドルクリックが軽くなっていて、使いやすさはアップしています。

HUGEのチルトスイッチ
チルトスイッチは軽くて使いやすい

接続方式は、Deft Proの3種類に対して、HUGEは2.4GHzの無線接続のみ。

やっぱり有線接続も欲しかった! そんな気持ちはちょっと残ります。

ただし、単3電池2本で約3〜4ヶ月もつので、電池交換の手間は少なめです。

便利な設定

トラックボールを初めて使うと、左クリックしながらボールを動かす「ドラッグ操作」が意外と難しく感じますよね。

でもご安心を。ちょっとした設定で、マウスボタンを長押しやダブルタップするだけでクリック状態をキープできるようになります。

ドラッグ操作がグッと楽になり、指の負担も軽減されました!

Windows

「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「マウス」→「マウスの追加設定」→「クリックロックをオンにする」

Mac

「システムの環境設定」→「アクセシビリティ」→「ポインタコントロール」「トラックパッド」→「ポイントとクリック」→「ドラッグを有効にする」→「ドラッグロックあり」を選択

AutoHotKey

少しテーマから外れてしまうため、ここではAutoHotKeyの詳しい解説はしませんが、非常に強力なソフトウェアなので簡単にご紹介させていただきます。

Windowsユーザーであれば、AutoHotKeyを活用することでトラックボールをさらに便利にカスタマイズすることができます。

たとえば、Deft Proには5つのカスタムボタンがあり、さらにホイール操作も上下・左右・クリックと計5種類のアクションが可能です。これらすべてに、AutoHotKeyを使って自分好みの機能を割り当てることができます。

しかも、単なるショートカットだけでなく、一連の操作手順をスクリプトとして組むことも可能です。一例としてこんな使い方ができます。

Excelで選択した範囲をコピーして、Wordに貼り付ける

マインドマップ作成中に、長文はテキストエディタで編集する

選択した語句をGoogle検索やGoogleマップで調べる 

これらをトラックボールのボタンに割り当てれば、作業効率がグッと上がります。

ちなみに、Linux環境ではPythonベースのAutoKey、そしてMacでも同様の自動化ツールが存在するようです。

少しでも興味があれば、ぜひ試してみてください。トラックボールのポテンシャルが一気に広がりますよ。

まとめ

この記事では、長年のマウス使用で手の痛みに悩まされてきた筆者が、トラックボールへの乗り換えによって劇的に改善した体験談をもとに、トラックボールの魅力と選び方をご紹介しました。

親指操作タイプ、人差し指操作タイプともに、最初は慣れが必要です。

しかし、一度慣れてしまえばお伝えしたメリットを手に入れることができます。

特に、腱鞘炎にお悩みの方や、マウス操作で手や指に負担を感じている方には、人差し指操作タイプのトラックボールがおすすめです。

おすすめのトラックボールとしてご紹介したエレコムのDeft Pro (M-DT1DRBK)は、多機能で作業効率の向上に貢献してくれる優秀なデバイスです。

もし、現在のマウス操作に不満を感じているなら、思い切ってトラックボールを試してみてはいかがでしょうか。

最初は慣れないかもしれませんが、使いこなせるようになれば、きっとあなたのPC作業をより快適なものに変えてくれるはずです。

ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりのトラックボールを見つけて、手首の痛みから解放され、より快適なPCライフを送ってください!

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