【レビュー】デジタルツールと連携しやすい「フラットが気持ちいいノート」

レストランで開いたノート 文房具


こんにちは「あすわた」です。
海外からも評価を受けている日本の文房具。
今年(2024年)も、文房具屋さん大賞が発表されました。
受賞作品も、大賞となったぺんてる「マットホップ」を筆頭として、楽しそうな文房具がならんでいました。
私が一番気になったのが、機能賞を受賞したKOKUYOの「フラットが気持ちいいノート」。

機能賞受賞「フラットが気持ちいいノート」
機能賞受賞「フラットが気持ちいいノート」


3年の開発期間をかけKOKUYO史上、最高のフラット化を実現したそうです。
この記事では、そんな「フラットが気持ちいいノート」を紹介します。
実際に使ってみると、フラット化する事で想像していなかった使い方ができるのだと感じました。
これは社会人にも使えるノートですよ。

まずは、使ってみた感想から。

good
  • 手で押さえつけていなくとも簡単にノートが開く
  • マインドマップが書きやすい
  • ドット罫が使いやすい
  • ノート管理アプリと連携しやすい
×bad
  • 価格が若干高め

それでは詳しく見ていきます。

大きさはB5より一回り小さいセミB5(252×179)。
1冊あたり30枚入っており、各ページには日付に加えて、開始時間と終了時間を記入できるタイム記入欄と見返しやすくするための広いタイトル欄があります。
価格はショップによって違いますが、コクヨ公式ステーショナリーオンラインショップでは231円となっています。最安値では126円(送料別)を見つけることができました。(2024年4月17日現在)
各ショップごとに1枚当たりの単価を計算すると、普通のキャンパスノートの約1.5倍。
若干高めですが許容範囲だと思います。

ノートがきれいに書けるように、罫線には6mm間隔のドット罫がふられています。
このドット罫、行頭をそろえたり、図を書いたりするときに役に立ちます。
わたしは、行頭がそろえられずに右に寄ってしまうのでドット罫、大変重宝しています
ただ、KOKUYOのホームページには「左右のページで途切れずにつながっているので、端から端までしっかり記入できます。」と書いてありました。
左右ページをまたいでも等間隔なのかと思いきや、左右ページをはさんだドット幅は8mmでした。残念!

左右ページの中央ではドット罫の間隔が変わります
左右ページの中央ではドット罫の間隔が変わります

ページの裏側にインクがにじんでしまう「裏抜け」はどうでしょう。
試しにシャープペン、油性ボールペン、水性ペン、ゲルインキ、万年筆で書いてみました。
裏面をみると、シャープペン以外のすべての筆記具が透けて見えています。
しかし、インクフローがよいカスタム74のBニブ(太字)でも「裏抜け」がみられません
ひとつだけ、FUDE BALL1.5mmで最初の一文字を二度書きしてしまったのですが、さすがにこれは少し裏側がにじんでしまったようです。

このノート、次のような使い方をするときに便利でした。

ノートを開いたままで作業するとき

開いておきたいページを確認しながら、作業をする場面はよくあります。
「フラットが気持ちいいノート」は他のノートと比べてみてもフラット率がぜんぜん違います。
一度真ん中のふくらみを押さえつけただけでノートが開いたままになるので、ノートを確認しながら作業するときはストレスなく使えます。
今までもリングノートがこのような使い方ができるノートでした。
ただし、左右ページをまたいで書くような使い方がリングノートにはできません。
4種類のノートを並べて撮ってみました。

超フラットな「気持ちいいノート」
超フラットな「気持ちいいノート」


上から
1:SOFTY TWIST
一番上はリングノートだけあって、完璧にフラットです。
2:フラットが気持ちいいノート
こうして並べてみる「フラットが気持ちいいノート」が超フラットなのがわかります。
3:カ・クリエ
カ・クリエもがんばっています。読むことができるので合格ラインではないでしょうか。
4:トラベラーズノートPS
パスポートサイズにはセブンイレブンの糸綴ノートSと無印のパスポートノートをはさめています。
まぁ、こんなものでしょう。

マインドマップや図表を見開き単位で書ける

「フラットが気持ちいいノート」は左右ページの段差が少なく、マインドマップや図表が書きやすいです。


松宮義仁著「A6ノートで思考を地図化しなさい」に書かれているシンプルマッピングは、左右ページの中央にタイトルを入れてマインドマップを書き始めます。

引用:版元ドットコム
松宮義仁著 徳間書店
引用:版元ドットコム
松宮義仁著 徳間書店

「フラットが気持ちいいノート」では、シンプルマッピングのように左右ページをまたいで文字や線を書いても、それほど書きにくくはありません。
B4用紙に書いているようだといえば言いすぎになりますが、他のノートに比べるとかなり書きやすいのは間違いありません。

写真に撮りやすい

また、スマホで撮影するときでも手で押さえる必要がありませんので、楽に写真に収めることができます。
これが無料で使える同社のノート管理ソフト「Carry Campus」を使うときに便利。

KOKUYOホームページ Carry Campusのページへ⇨

Carry Campus
Carry Campusスクリーンショット


「Carry Campus」はスマートフォンでノートを撮影しアプリ内で管理や編集ができる無料の勉強支援アプリです。


・予定が入力できるカレンダー機能
・予定に必要なノートの表示
・アプリの利用時間やテスト結果を確認するレポート機能
・ノートを科目ごとに分類する機能
・暗記すべき箇所を隠す機能
・書き覚えができる今だけペン
・スタンプ機能
・手書きペンと消しゴム機能


など、豊富な機能で学習をサポートしています。

このアプリ、はじめて使ったときには、あまりのできの良さに思わず声が出ました
多機能というだけではなく、いろいろなアイディアが詰まったアプリになっています。

資格試験の勉強だけではなく、プレゼンテーション前のシナリオ作成やプロジェクト管理にも使えそうです。以前に紹介した「薄いメモ帳」のデータ化にもいい感じです。


「フラットが気持ちいいノート」は、写真だけではなくコピーやスキャナーも使いやすいので、デジタル機器と連携しやすいノートでした。

これって、学生だけではなくビジネスマンにも使えますよね。

「フラットが気持ちいいノート」、このネーミング考えられた方スゴイですね!!

使っているとホントに気持ちいいのです。

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