【レビュー】WonderFox RecoveryFoxAIのメリット・デメリットを正直にレビュー!購入前に知っておくべきこと

間違えて、ファイルを削除してしまったことはありませんか?

筆者は、家族写真を一瞬で消してしまった苦い経験があります。

そんなときに、今回紹介するRecoveryFoxAI(リカバリーフォックスエーアイ)があったなら、どれだけ助かったことでしょう。

削除してしまったファイルを、元の名前やフォルダ構造ごと復元できるこのツールは、失ってしまった大切な思い出やデータを取り戻してくれます。

この記事では、Windowsパソコンで動作するデータ復元ソフトRecoveryFoxAIをレビューします。

目次

RecoveryFoxAIとは?

RecoveryFoxAIはWonderFox社が開発し、Windowsパソコンで誤って削除してしまったファイル、フォーマットしてしまったUSBメモリなどからデータを復元できるツールとして設計されています。

残念ながらMacや他のOSには対応しておりません。

しかし、ファイルプレビュー機能(対応形式のみ)なども搭載されており、初心者でも簡単に対応できるつくりになっています。

こんな人におすすめ!


RecoveryFoxAIは、誰でも手軽に使えるデータ復元ソフトとして開発されています。以下のような方にとって、とくにおすすめできるソフトです。

パソコンに詳しくない初心者の方

「操作が難しそう…」「復元って専門知識が必要なのでは?」
そんな不安を感じている方でも安心です。

「RecoveryFoxAIはインストールから復元までが非常にシンプル。

複雑な設定もなく、初めての人でも迷うことなく操作できます。

誤ってゴミ箱を空にしてしまった方

削除後すぐであれば高確率で復元可能です。焦らずにまずスキャンしてみるのがおすすめです。

日常のちょっとしたミス——
「必要なファイルを削除して、さらにゴミ箱まで空にしてしまった!」という経験は誰にでもあるかもしれません。

USBメモリ・SDカードのデータを失った方

SDカードやUSBメモリにも対応しており、簡単にスキャン・復元が可能です。


外付けメディアは、誤フォーマットや取り外し時のエラーなどで突然データが消えることがあります。

旅行先の写真、録音データ、仕事の資料など、「もう戻らないかも」とあきらめる前に、一度試してみる価値があります。

無料で試してから購入を検討したい方

復元できることを確認してから有料版にアップグレードできます。


RecoveryFoxAIの無料版では、スキャンと対応ファイル形式のプレビューが可能です。

実際に復元を行うにはライセンス購入が必要ですが、事前に復元可能かどうかを判断できるため、安心して試せます。無駄な出費を避けたい方にも向いています。

逆に、あまり向いていない方


高度な復旧(RAID構成、NASデータ復旧など)を求めている方

完全なデータ復元を絶対に保証してほしい

RecoveryFoxAIは、「なるべく簡単に、安全に、低価格で今すぐ試したい」というニーズに応える、使いやすさ重視の復元ツールです。
初めてデータ復旧に挑戦する方には、特におすすめです。

WonderFoxってどんな会社?

RecoveryFoxAIを開発しているのは、中国のソフトウェア会社 WonderFox(ワンダーフォックス)です。

筆者自身、WonderFoxという会社については知らなかったので、調べてみたところ中国・四川省に拠点を置き、2009年の創業以来、動画変換ソフトやDVDリッピングソフトなど、個人向けのマルチメディアソフトを数多くリリースしてきた企業のようです。

中国四川省といえば、四川料理や三国志で有名な「蜀」を思い浮かべるのは、きっと筆者だけではないでしょう。

さて今回は、WonderFoxからレビューのご依頼をいただき、RecoveryFoxAIを実際に使ってみた感想をまとめています。

条件を確認したところ、「良い点も悪い点も自由に書いてください」とのことでしたので、率直な意見をお伝えするつもりでお引き受けしました。

WonderFoxからのレビュー依頼を受けて記事を書いている方は多くいらっしゃるようです。
2025年7月現在、RecoveryFoxAIのレビュー記事が一気に増えており、なかなか面白い動きになっています。

RecoveryFoxAIのインストール

インストールは 公式サイト 上部にあるボタンからインストーラー(25,364,064 バイト)をダウンロードして行います。

RecoveryAI公式ホームページ
公式サイトからダウンロード

ダウンロードしたインストーラーには、しっかりとデジタル署名がされています。

インストーラーのプロパティ
インストーラーのプロパティ

インストールしても大丈夫?

「インストールしても大丈夫なのか?」といった声もあると思います。

過去の製品レビューや評判を考えても、WonderFoxは安全で高品質なアプリを作っているように思えます。

検証として、このファイルからインストールしてもウィルスやスパイウェアが入り込まないのか確かめてみました。
疑わしいファイルや URL を分析し、マルウェアや悪意のあるコンテンツの種類を検出するオンライン サービスである「VirusTotal」では。

VirusTotalの結果
VirusTotalの結果

結果は70のセキュリティーベンダーの中で、1つだけが警告を発しており、69のベンダーは問題なしと判定しています。

続いて、インストール後にWindows コンピューターからマルウェアを見つけるスキャン ツール「Microsoft Safety Scanner」を実行。

Microsoft Safty Scanner 結果
Microsoft Safety Scanner 結果

こちらも問題ないようです。

この二つの検証からインストールしても大丈夫だと判断できます。

インストール手順

ダウンロードしたファイルをクリックすれば 筆者の環境 では、インストールが10秒もかからず完了しました。

注意点は一つだけ。

ファイルの上書きを避けるため、復元したいファイルがあるドライブ以外にインストールしたほうが安全です!

詳しいインストール手順を知りたい方は、次の詳細をご覧ください。

インストール手順詳細
STEP
ダウンロードしたインストーラーをクリック
RecoveryAIのインストーラーアイコン
STEP
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と確認されるので、名前や発行元を確認し「はい」を選択
このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?
STEP
セットアップウィザード画面で「次へ」を選択
セットアップウィザード
STEP
ライセンス契約書に「同意」する
ライセンス契約書
STEP
インストール先のフォルダーを指定。
インストール先

削除してしまったファイルが同じドライブやフォルダーでなければ、このまま「インストール」ボタンをクリック。
もし、同じドライブから復元したいのであれば「参照」を押して、別のドライブやフォルダーを指定した方が復元の成功確率が高くなります。

RecoveryFoxAIを実際に使ってみた

筆者のパソコンとUSBメモリーを使ってテストしました。

筆者のパソコンは、使っていてイライラするわけでもなく、激速というわけでもない普通のパソコンです。

ご参考までに

OSWindows11Home
プロセッサ13th Gen Intel(R) Core(TM) i7-1355U (1.70 GHz)
実装RAM16GB
ストレージSSD(1TB)

USBメモリー

規格USB2.0
容量32GB
ファイルシステムFAT32
アロケーションユニットサイズ16KB
転送速度↓ のとおり
USB速度測定結果
CrystalDiskMark使用による結果

テスト環境として、このUSBメモリーをフルフォーマット後に570のファイルを入れて試してみました。合計3.5GBほどになります。

ファイルの種類ファイル数
テキストファイル(txt,md)200
実行ファイル(exe)2
ミュージックファイル(mp3)14
写真ファイル(jpg)343
動画ファイル(mp4,mov)11
テスト用ファイル
テスト用のフォルダー

対応しているフォーマット形式とデバイス

RecoveryFoxAIが対応しているファイルシステムは、NTFS、exFAT、FAT32です。
マニュアルにはFAT16への対応についての記載がないため、古いデバイスでは利用できない可能性があります。

対応デバイスはSSD、HDD、SDカード、USBメモリなど多岐にわたるため、一般的な使用には十分でしょう。

無料版でも使えるスキャンとプレビュー

無料版でもスキャンとプレビューは可能です。
つまり、購入前に「復元できるかどうか」を確認できるのが大きなメリット。
「購入したのに復元できなかった…」というリスクが少なく、ユーザーにとって非常に親切な設計だと感じました。

ファイルを復元するには購入が必要

ファイルを復元するにはライセンスを購入して登録しなければなりません。

登録画面
画像引用:公式ホームページ
https://www.wonderfox.jp/register-and-activate-recoveryfox-ai.html

4つの料金プラン

1週間ライセンスから永久ライセンスまで、4つの料金プランが設定されています。

プラン特徴価格
1週間ライセンス緊急時の復元ニーズに最適7,980円(税込み)
※自動更新なし
1ヶ月ライセンス短期プロジェクト向け(ライトユーザー・企業・フリーランサー等)9,980円(税込み)
※自動更新なし
1年間ライセンス Popular長期的なデータ安全を重視するユーザー・企業向け20%オフ
14,980円 → 11,980円(税込み)
※自動更新なし
永久ライセンス Best Rating永続的ソリューションを求めるIT専門家・企業・クリエイター向け30%オフ
22,980円 → 15,980円(税込み)
※買い切り
2025年8月1日現在

無料ダウンロードで復元可能かどうかを確認でき、そのうえで状況に応じて4つのプランから選べるのは、大きなメリットだと思います

操作手順

RecoveryFoxAIをインストールし、削除したファイルの復元を試してみました。

まず、フルフォーマット後に転送したファイルから5つの写真を削除してRecoveryFoxAIを実行。

3つのステップでファイルを復元することができるので、マニュアルを読まなくとも直感的に操作できる親切な設計になっています。

STEP
ファイルの場所を選択

起動するとドライブが表示されますので、復元したいファイルがあるドライブをクリック。

ドライブ以外にも、ゴミ箱やデスクトップなど、よく使いそうなフォルダーも準備されているのは便利ですね。

RecoveryAIインターフェース

ただし、これら2つを除いて、特定のフォルダーのみを選んでスキャンすることはできないようです。

STEP
スキャン開始

クイックスキャン

ドライブをクリックすると、さっそくクイックスキャンがはじまります。

クイックスキャンでは、最近削除されたファイル元のファイル名とフォルダ構造でスキャンします。

テスト環境では、5秒程度でクイックスキャンが終了しました。

AIスキャン

クイックスキャンから自動でAIスキャンがはじまります。

クイックスキャン完了メッセージ

AIスキャンでは完全に上書きされていない限り、失われたデータの欠片を識別し、完全なファイルに再構築しようとします。

このため、多少時間がかかります

テスト環境では7分間(22%ほど)スキャンした段階で「大量の空白データが検出されました。お待ちになりたくない場合、スキャンを中止してください。」のメッセージがでました。OKを押すとスキャンを停止します。

大量の空白データー警告メッセージ

これは親切。よほどのことがない限り、ここで中止するのが賢明です。

尚、ハードディスク全てをスキャンする場合は、数時間かかると思われますので、寝る前にスキャンした方が良さそうです。

STEP
ファイル選択と復元

スキャンが完了すると、自動的にプレビュー画面へと切り替わります。

驚いたのは、実際に削除したファイルは5つだけだったにもかかわらず、クイックスキャンで47個、さらにAIスキャンでは10個の削除ファイルが検出されたことです。

クイックフォーマットをした場合でも、ある程度のファイルが復元できるだろうとは予想していました。
しかし、フルフォーマット前に削除したファイルまで出てきたことには、正直驚かされました。

プレビュー画面

復元できそうなファイルは、「パス別」と「種類別」の2つの方法で確認できます。

「パス別」では、削除された画像ファイルが元のフォルダ構造とともに、ファイル名もしっかり表示されます。

一方、「種類別」では、ファイルが種類ごとに分類されて表示されます。

たとえば拡張子が「.md」のファイルは、知る人ぞ知るマークダウンエディタ「Obsidian(オブシディアン)」のデータです。
中身がプレーンテキストであるため、きちんと「ドキュメント」に分類されていました。

マニュアルによると、RecoveryFoxAIは500種類以上のファイル形式に対応しているようです。

このように適切に分類されるとは思っていませんでした。

プレビュー

RecoveryFoxAIが対応しているファイル形式であれば、事前にプレビュー表示が可能です。

右クリックで「内容プレビュー」を選ぶと、ファイルの中身を確認できるので、復元したいデータを見ながら選択することができます。

ファイル名で右クリックをして内容プレビュー
ファイル名で右クリックをして内容プレビュー
プレビュー画面
プレビュー画面

削除した5つの写真をプレビューすることができました。

フォルダー構造とファイルの種類から探せるので便利だと思います。

ただし、AIスキャンを使用した場合、ファイル名は「0」から始まる5桁の連番に変更されます。

AIスキャン後のファイル名
AIスキャン後のファイル名

画像ファイルの場合、途中で写真が切れていたり、プレビューできないファイルは、復元できない可能性が高いです。

途中で切れた写真
途中で切れた写真

復元

復元したいファイルにチェックマークをつけ

復元したいファイルへのチェック

プレビュー画面を右クリックして復元を押すと、復元先のドライブやフォルダーが表示されます。

復元先選択画面

今回は、Eドライブ(USBメモリー)から復元するので、Cドライブ(SSD)上のデスクトップを復元先に指定します。

5つの画像ファイルを復元すると数秒で復元できました。

デスクトップには復元先の「ローカルディスク(E)」というフォルダーが作成され、復元前のフォルダー構造とファイル名で復元されています。

復元先にフォルダーが作成される
復元先につくられたフォルダー
フォルダー構造とファイル名はそのまま
フォルダー構造とファイル名はそのまま

Good:使いやすい復元ソフト

RecoveryFoxAIの最大の特徴は、初心者でも迷わず復元作業ができる点です。

ドライブ選択 ⇒ スキャン ⇒ ファイル選択、復元

という3ステップだけで完結するのは、大きな特徴だといえます。

また、自動的にクイックスキャンからAIスキャンへ移行し、プレビュー画面にも遷移するため、余計な操作をせずに済み、手間を減らすことができます。

Bad:エラーが発生

性能を確かめるため、さらに意地悪くUSBメモリーをクイックフォーマットして時間を測定しようとしたところ。

RecoveryFoxAIで、再度USBメモリーがあるEドライブを選択

すると。。。。

エラーが発生!!!

エラー表示
エラー表示

エラーです。ファイル復元は難しいようです。

筆者のパソコンに原因があるかもしれないと考え、「メーカーアップデート」や「Windowsメモリー診断」も行いましたが、エラー表示は変わりませんでした。

実は、今回のレビュー記事を書くためUSBメモリーを何度かフォーマットしてファイルの転送を行っています。

それが原因なのかもしれません。

クイックアクセス

RecoveryFoxAIには、よく使われると思われるごみ箱やデスクトップからファイルを素早く復元できるクイックアクセスというインターフェースが用意されています。

「ゴミ箱」を試してみると、ここでもエラーが発生!

デスクトップ」では3分20秒のスキャン後にファイル検出が0件という残念な結果となり、記事を書くことができませんでした。

他の方のレビュー記事をみるとそのようなことはないので、筆者のパソコンだけに現れる現象なのかもしれません。

AIってなに?

RecoveryFoxAIの「AIスキャン」では、どのようなAI技術やアルゴリズムが使われているのでしょうか。

かつて「ファジー」という言葉が流行した際には、高機能であることを印象づける目的で、その言葉が乱用されたことがありました。

また、PTOS上で動作する「○○○AIかな変換」といった名前のソフトも存在しましたが、実際には「AI」の名が付いていない多くのかな変換ソフトの方が、はるかに高精度だったという記憶があります。

RecoveryFoxAIの「AI」もマーケティング用語として使われている可能性があります。

エラーが発生したことで、この「AI」という言葉に対して不信感を抱くようになりました。

まとめ メリット・デメリット

RecoveryFoxAIは「お手軽に試せる」データ復元ソフトです。

項目評価
インストールのしやすさとても簡単
操作のわかりやすさ直感的なUI
プレビュー機能 一般的なファイル形式に対応
種類別分類500種類以上のファイル形式に対応
スキャンの速度 標準的で十分に実用的
  クイックスキャンは速い 
復元の成功率削除直後なら高精度
安定性エラー表示が出る場合も
価格4つのパターンから選べる

レビューを書くにあたって、マニュアルを探すのに手間どりました。

最後にマニュアルへのリンクを貼っておきます。

RecoveryFoxAIマニュアル

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次